前回の続き。友達と初めてデリヘルに行き、期待に胸を膨らませた筆者に待つ結末とは…
読むのがめんどい人は最後だけ読んでいってくれい
「お風呂、行きましょうか。」
この方人生20年。交際経験なし。女と遊ぶより男と遊んだほうがおもろいやんけ!の精神でかれこれ20年。母親以外の裸を見るのは初めてであった。
…すごかった。自分の人生史上一番の盛り上がりを見せているといっても過言ではない。もちろん俺の息子も騒ぎまくっていた。
シャワーではデリ嬢が体の隅々まで洗ってくれた。もちろん息子もだ。余談ではあるがデリ嬢に女の子と手をつなぐという初経験は持っていかれた。初めては、普通の子が良かったな…ん?後悔してるのかって?よく聞け同胞たちよ。女の子と手つなぐの、めちゃくちゃ気持ちいぞ!
先にベットで待つよう言われ、ベットに腰かけ嬢をまつ。もちろんベットの端っこにだ!チキンだからね!慣れてないからね!仕方ないね!
嬢にもっと真ん中に来るよう呼ばれ恐る恐るベットの中心へ。書きながら思った。これ書くのめちゃくそ恥ずかしい。
部屋の明かりをどうするかと聞かれ、せっかく女体が近くにあるのだからじっくり見たいと思ったので明かりはつけたまんまにしてもらった。まあ、のちに暗くしてもらったんだけどね。
じゅるじゅる。唐突にフェラが始まった。よもや自分の息子に女の子とのファーストキスを越されるとは思ってなかった。心の中で静かに涙する。
突然だが、君たちはフェラされたことがあるだろうか。非童貞である友人にsexは気持ちいのかと誰もが質問すると思うが、だいたいかえって来る返答はこうだ。
「挿入は気持ちよくなかったけど、フェラは気持ちよかったよ」と。
プロのフェラを受けた私がその答えを教えてあげよう。なんかすごいぞと。
これはされたことのない人には決してわからない感覚がそこにはある。
嬢がフェラしている感覚を感じながら、そんなことを考えていたらふと気になったことがあった。この感覚、知っているぞ。と。
答えはすぐにわかった。この感覚。オナホホールに似ていると。諸君、初めておなほを使った日を今でも覚えているだろうか。期待に胸を膨らませ、ドンキーホーテの18禁ブースに足を運び、家に帰るまでのあの高揚感。そしていざ使ったときのあれ、こんなもんなのかという絶望感。私は今でも忘れない。
そう、気持ちよくなかったのだ!
厳密には思ったほどではなかったという方が表現としては正しいだろう。暖かく、そしてすさまじいストロークは気持ちよさはあれど射精するまでには至らなかった。フェラではどうしてもあと一歩が足りなかったのだ。
嬢はフェラがだめだと分かるや否やローションを使った手こきを始めた。これもあと一歩がどうしても足りない。結局一発も出すことなく、80分のコースが終わった。
ロビーで友人たちと合流し、温泉へと向かう。時刻は午前1時。適当な温泉を見つけ車で向かう。車内にはどこかどんよりとした雰囲気が漂っており、無言で温泉へと向かった。
服を脱ぎ、体を簡単に洗い、風呂に入る。
「どうだった。」 「なんかすごかった」
余談だがデリヘル行った後の風呂場で語る体験談がいっちゃんおもろい。
ここで最も話題としてあがったのは「なぜ、デリヘルは気持ちよくないのか」についてだ。
女性に抜いてもらうという行為は気持ちいものであるという童貞の妄想は完膚なきまでに叩きのめされたわけだが、なぜあそこまで息子がやる気を出さなかったのかについて三人で考察した。
三人とも共通していたのは「一番初めの脱ぐところが一番勃った」ということだ。
あーでもない、こーでもないと語っていると一つの結論が浮かび上がってきた。
デリヘルは、エロさがないのである!!!!
正確に言うと恥じらいというものが全くない。ゆえに私たちを掻き立てるものがないのである。よく緊張して立たないというがそれは違う。エロくないから立たないのだ!!
終始賢者タイムのようなムードで男たちの猥談は続いたわけだが、みな口をそろえていったことは「いい経験になった」ということだ。気持ちよかったとかではない。いい人生経験になったのだ。どんな経験やねんと思う人たちもいるだろうがこればかりは文章では説明できない。言葉ではなく、肌で感じて初めてわかる何かがそこにはある。
最後に俺がデリヘルで得た視野の広がりを皆に共有して終わろうと思う。
一つは女性と話せるようになったことだ。今まで二次元に引きこもり女性というものに目もくれていなかったわけだが、人生で初めて女性というものと向き合えた気がする。
二つ目は女体はそこまで神聖なものではないということだ。いままで女体を見たことがなかったため、女性の裸は神聖なもので自分とはかけ離れたものだと考えていたが、デリヘルの経験を経て、なんだこんなものかと女性に対する緊張感のようなものがなくなった。
三つめは彼女が欲しくなったことだ。デリヘルをきっかけに女性というものを身近に感じるようになった結果皆が口をそろえて言う言葉、人肌が恋しいということの意味が分かった。女性の肌に触れた時のあの安心感は確かにいいものであった。
長くなったが、女性と話すことができないという童貞諸君にはぜひとも一度デリヘルに行ってみていただきたい。案外こんなもんかと世界を見る目が変わることだろう。そしてデリヘルは誰しもが行けるわけではない。デリヘルに行くという前には果てしなく高い壁を感じることだろう。しかしそれを乗り切った時、童貞なのにデリヘルに行ったことのある希少な存在となれるのだ。
同法諸君よ!壁を越えてこい!その先で待っているぞ
私は一足先に前へ進むとしよう。
デリヘルは、彼女を作るための第一歩である。