sa-montorautoのブログ

大学生による暇つぶしブログ

満員電車がきっつい

 一つ分かったことがある。うん毎日書くのは無理だ。二日に一回にしよう。

 さて今日は満員電車について話そうと思う。実はとっても久々に大学へ行った時の話だ。その日は雨も降っていたため電車での登校であった。今日は一限目から講義があり、学校までは一時間ほどかかるため好きな音楽を聴きながらまったりと登校するつもりであった。鼻歌を歌いながら雨の中ルンルンで歩いているボク

 

 浅かった。マントルよりも浅く、家の玄関前の段差より浅かった。知っていたはずだ。二年前を思い出せ、そう。一限目の登校時間とは「通勤ラッシュの時間ではないか!」そこから地獄は始まった。まるでテトリスかのように隙間なく敷き詰めらられた人で作られた壁。ウォールマリアより高く、そして厚い壁は外からの障害(新しく乗り込んでくる人)を飲み込みさらに強固になっていく。本当にこの中に入るのか。中の地獄を想像しただけで入る気が失せていく。やるのか。いま、ここで!!どこかできたようなセリフが脳裏に浮かぶ。やり過ごすか、しかし次に来る電車がすいている保証などない。そもそもこれに乗らないという選択肢はない。なぜなら時間ぴったりにつくように家を出ているのだから。やるしかない。

 覚悟を決め、壁の中へと歩を進める。あらかじめバックを前に持ってきていてよかった。あのままであったならこのバックとももう会うことはなかっただろう。そんなことを考えている間に電車は動き出す。

 がたんごとん。電車がゆれるたびに壁げうごめき、自らの体が不確かなものへとなっていくのを感じる。がたんごとん。首を動かすこともできない。見えてはいないが私の足はまだあるだろうか。がたんごとん。ここは今どこなのだろうか。降りる駅は過ぎていないだろうか。がたんごとん。少し寒かったからといって早めに出したジャケットが裏目に出た。

 がたんごとん。何が何かわからなくなったときそれは起こった。突然壁が揺らぎ、気づいた時には私は外にいた。呆然とする中その駅がどこかを確認する。知らない駅だ。のろのろと携帯をとりだし、ルートを調べるも間に合わないことを悟り、ひとまず缶コーヒーを買い、電車から吐き出される人々の背中を見ながら。

 明日からバイク通勤にしよう。そう独り言のように呟きながらその男は家路についた。